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多彩な郷土芸能に拍手=年末の風物詩、今年も人出=東洋祭り

2005年12月13日(火)

 第三十七回リベルダーデ東洋祭り(リベルダーデ文化福祉協会、ACAL主催)が十、十一の両日、リベルダーデで開かれた。
 一九六九年から続く、東洋街年末の風物詩。今年もリベルダーデ広場を中心に、二日間にわたって郷土芸能をはじめさまざまな催しが行なわれた。
 初日午後に開かれた開会式には、在聖総領事館の沖田豊穂領事や日系サンパウロ市議、日系団体代表など多くの来賓が出席。これに先立って、大阪橋たもとの鳥居で南米大神宮の逢坂和男宮司により、まつりの成功を祈願する神事が執り行なわれた。
 開会式で、ACALの池崎博文会長は「年々訪れる人も増え、イベントはどんどんよくなっている。これもブラジルの日系団体がこのバイロの大切さを知ってくれているおかげです」と述べ、関係者に謝意を表わした。
 太極拳やラジオ体操の実演にはじまり、広場では琉球国祭り太鼓や徳島阿波踊り、鳥取の傘踊り、花笠音頭など様々な郷土芸能を披露。
 このほか、ACALの婦人部を中心としたリベルダーデ音頭、リベイロンピーレス文協のヨサコイソーランや和太鼓の演奏など、多彩な催しに、訪れた人たちから大きな拍手が上がっていた。
 二日目も、午後からラジオ・ニッケイのショーや沖縄太鼓の演奏などが行なわれた。時折小雨の降る肌寒い天候ながら、日曜日の東洋市も手伝って、広場は終日大勢の人出でにぎわった。

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