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東西南北

2005年12月23日(金)

 中銀の基本金利引き下げ効果が十一月に現れ出した。市中銀行の貸出平均金利は年四八・二%から四七・一%へと低下。個人向けのそれは年六〇・四%へ、十一年ぶりに低いレベルまで下がった。ただ特別小切手の金利はわずかに上昇、年一四九・二%に。
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 昨年に初めて黒人とインジオに入学定員の一〇%を割り当てた、サンパウロ州で唯一のサンパウロ連邦医科大学で、学生の一年間の成績に差がほとんどなかったことが判明。またカンピーナス大学では、公立高校出身の学生が今年前期の成績で私立高校出身者を上回った。入試の成績は逆だった。
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 パラナ州カスカベル市の託児所ラール・ド・べべから失踪した生後十カ月の幼児エステラちゃんが二十一日、三百キロメートル離れたマリンガ市の隣町フロレスタ市で発見された。幼児は同市中央通りで段ボール箱の中へ寝かされ、放置されていた。通りがかりの職工カンジドさんが早朝、泣き声を聞いて見つけた。マリンガ警察は同日、拉致容疑者としてセールスマンのアキノ夫妻を逮捕した。妻は不妊症であったため、誘拐を思い立ったという。
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 サンパウロ市東部ヴィラ・ノヴァ・マンチェスター区で二十一日午後、木の下で雨宿りしていた男性二人(43、23)が落雷に打たれて死亡、女性一人がけがをした。夏至の日に一時間半続いた強雨は北部で停電や主要道路の浸水を起こし、イジエノーポリス区では倒れた街路樹がコンビ車に直撃し車は大破。一方、リオデジャネイロ市では数週間続いた雨と下水の増加で二十一日朝、イパネマの浜などに大量のジゴーガ(水生植物)が打ち上げられ、浜を埋め尽くした。

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