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スドエステ、100周年に向け始動=聖南西文体連=総会で基本姿勢まとめる=全伯に協力、独自事業も

2006年3月30日(木)

 スドエステが百周年に向けて動き始めた――。聖南西文化体育連盟(UCES、森エリオ会長)は今年一月の総会で、二〇〇八年のブラジル移民百周年記念行事に積極的に参加、協力することを決議した。同連盟はすでに百周年記念協会の会員となっているが、あわせて独自の行事や事業も行っていく考え。レジストロで記念式典を開く案も検討されている。連盟の百周年行事委員長には森会長、コーディネーターに尾崎守氏が就任。四月に最初の会合が開かれる見通しだ。
 二十五の日系団体からなる聖南西文体連。総会では連盟傘下の文協から、二人ずつの行事委員を選ぶことを決定。各文協が主体となって、地域にふさわしい行事実施への支援、管内文協の合同・連携事業を行うことや、全伯またはサンパウロの行事に参加・協力することを確認した。
 傘下の文協ではすでに郷土史や実態調査に向け、検討を始めているところも。連盟規模での記念式典や各種スポーツ・文化イベントを開催するほか、一世への顕彰事業なども検討されるという。
 本紙の取材に対し、尾崎コーディネーターは「各文協での行事を基本に、サンパウロとも歩調を合わせていきたい」と説明。地元に軸足を置いた活動をしていく考えを示した。
 今月十九日には森委員長と尾崎コーディネーターがレジストロを訪問。連盟傘下団体のレジストロ日伯文化協会幹部と会合した。〇八年に予定している移民の日式典会場として、レジストロを候補地に挙げたという。
 「これから盛り上げを図り、しっかりやっていきたい」と森委員長は力こぶを見せている。

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