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大耳小耳

2006年4月26日(水)

 十月に沖縄で予定されている第四回世界ウチナーンチュ大会に向け、現地では準備に余念がない。琉球新報によれば、世界のウチナーンチュのきずなの深さを描いたミュージカル「海から豚がやってきた」の公演や、日本と南米をつないで生放送する「NHKのど自慢」などのイベント案が実行委員会で承認されたという。稲嶺恵一知事は「今回は若い人に沖縄のアイデンティティーを継承させることが大きなテーマとなっている」とのべたという。他県でも在外県人子弟を巻き込む動きがほしいものだ。
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 本紙五日付けの六面でオランダ船チチャレンガ号(一九五六年七月十四日サントス着港)の同船者探しの記事を掲載したが、今だ問い合わせがない。パラグアイのアマンバイで入植五十周年を祝う計画やサンパウロで食事会開催の予定もあり、関係者は「半世紀の時を感じながら、思い出話に花を咲かせたい」と話している。問い合わせ電話番号=11・6409・1862(永田)、3272・8755(赤木)、014・3882・6341(小原、夜間のみ)
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 日本語が良く通じるリベルダーデ街にいる東洋人系の人に、反射的に日本語で話しかけてしまい、実は韓国人や中国人だった、という失敗をする事がある。逆に、道を歩いていると「中国人」や「韓国人」にたまに間違われる。また「日本人、中国人、韓国人はみんな同じだ」と言われる事も。日本人の私ですら間違ってしまうのに、非日系人に「間違うな」と要求するのは無理な話であろう。まあ、日本のデカセギで、ブラジル人とペルー人が見てわからないのと一緒か。

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