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会社が受験料負担も=ビジネス日本語テスト、サンパウロ市で74人

2006年6月30日(金)

 日本貿易振興機構(JETRO)は、第十三回ビジネス日本語テストを、十八日、国際交流基金サンパウロ日本文化センターで実施した。
 同テストの開催はサンパウロでは五回目。七十四名が受験した。遠くはブラジリアから六名、リオから二名、ミナスから一名の受験者を迎え、マリンガからは昨年十三歳で初受験した生徒が連続してテストに臨んだ。
 当日はサッカーW杯ブラジル戦があり、例年とは時間や会場を変更。花火の音で聴解や聴解読試験への支障が心配されていたが何事もなく無事に終えた。
 今回初めて受験した前田みゆきさんは「勉強の成果は出せたと思う。簡単なところもあったけど難しかった。目標の点数にはギリギリ届きそう」と受験後の感想を話す。
 最近では社員の受験料を会社が負担するなど、日系企業などに浸透してきている。また、自分の履歴の一つにしたいと考える学生もいる。
 昨年のテストの受験者数は六十六名。海外受験地七カ国のうち、インド、中国、タイに次いで四番目の受験者数だった。成績では三番目で、オーラルテストを受けることのできる最高レベルを獲得した外国での受験者七名のうち、五名がブラジルから出ているため、今年の結果が期待されている。

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