ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

2006年7月4日(火)

 下院議員の十人に一人がテレビ局やラジオ局などを直接所有しているとの告発を受け、連邦検察庁が捜査を開始。第三者の名義で放送事業許可を取得しているケースも想定され、実数はさらに膨れ上がる可能性も。議員による放送局の所有は憲法で禁じられている。
     ◎
 連邦政府は昨年、インフラ部門の主要監督官庁六つの予算、五二〇億レアルの八四%に当たる四四〇億レアルをカット。
     ◎
 サンパウロ市内の至る所でみられる住宅やビルの落書きだが、住宅強盗らの情報伝達に使用されている疑いがあるとみて、警察が捜査を始めた。問題の落書きはサンパウロ市東部タトゥアペ区シダーデ・マンイ・ド・セウで発見。落書きは強盗が難しい住宅や強盗に適当な時間帯、子供が一人で居る時間帯、お年寄だけの世帯を意味するという。強盗が犯行の際に被害者に情報確認を行い、「間違った家に入った」などと独り言を言っていたことから、疑いが生じた。
     ◎
 サンパウロ市クリニカ病院は八月から過剰な恋愛を病気かどうか研究するグループを発足させる、こうした試みは医学界で初めてという。
     ◎
 パウリスタ鉄道(CPTM)が、マウア・ルース間を一五分で走る準急ピンガ・ピンガを計画している。従来の線の脇にある第三路線を準急専用とし、ABC地区の通勤者二一万七〇〇〇人を六分間隔でピストン輸送する。停車はサントアンドレ、サンカエターノ、タマンドゥアテイ、ブラスのみ。この四駅は中二階を造り、エスカレーターを設置する。完成予定は二〇一〇年。タマンドゥアテイ駅には〇七年に地下鉄二号線を連結予定。次期知事が資金調達に走り回る。

image_print