ホーム | 日系社会ニュース | レジストロ農協婦人会活動=「いい人間関係」学ぶ

レジストロ農協婦人会活動=「いい人間関係」学ぶ

 [レジストロ]コチア産組が崩壊してから十数年、その後もレジストロの旧組合員の婦人たちの結束は固く、現在も二十八人の会員が農協婦人会(宇都宮和子会長)の活動を続けている。去る三日、本部で婦人会が一年に一回実施する第四十一回勉強会が行われた。会員二十一人と一般から四十二人、併せて六十三人が出席した。
 滝井孝子さんが司会。講師は、サンパウロ市イタケーラ在住の小坂誠、順子夫妻。二人は、三十七年間モラロジーを勉強しながら歩み続けた自分たちの人生体験を語り、出席者たちに深い感銘を与えた。
 順子夫人は「だれもが自分の子供を立派に育てたいと思っているが、それには明るい家庭をつくること、明るい家庭は夫婦円満が根本になっている」とした。
 誠さんは「わたしたちは、良い考え、他人を思いやる心を持ち、その考えにそった行いをし、日常生活を送らなければならない。上辺(うわべ)だけの、他人に見せるだけの行動をしてはならない。人間関係がうまくいかないときがある。相手の心を変えるのは難しい。自分の心を変えなければならない。自分の心を変えるのは簡単だと思い、実行することだ」と説いた。質疑応答が行われ、小坂夫妻は一つひとつにていねいに答えた。
 昼食後、直井幸子さんの指導のピスコテラピアやゲームが行われ、最後は藤森超世さん指導の合唱でしめくくり、午後四時半、終了した。(金子国栄さん通信)

image_print