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東西南北

2006年9月29日付け

 通貨審議会はブラジル人が外国の金融市場で証券や債券などを購入することを完全に自由化した。国内の為替市場の柔軟性を高めるのが目的。すでに多くの企業が外国に支社などを設立してそれらを購入しており、今回の措置は効果が低いと某エコノミスト。
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 サンパウロ州保安局は十月一日の投票日に二年前の前回選挙より七四二人多い、警官八万八二四二人を出動させる予定。犯罪組織州都第一コマンド(PCC)の襲撃情報は現時点でないが、不測の事態に備えるための増員と保安局長官は説明。投票時間のアルコール飲料販売禁止措置の適用は未定。
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 サンパウロ市警察は二十六日夜、違法カジノとして使われていた、同市西部ピニェイロス区レボウサス大通り沿いの豪邸を閉鎖し、店長と従業員三人、客七人の身柄を拘束したが後に釈放した。レストランを装った現場では、多いときに百人が様々な種類の賭け事に高じていた。
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 リオデジャネイロ州に住む六十歳以上の四人に一人がうつ病を患っているとの調査結果が二十七日に発表される。
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 サンパウロ州フランカ市で二十六日、夫婦ゲンカで夫(43)が左の耳たぶを妻(44)にかみちぎられる。
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 一九九九年十一月にサンパウロ市内モルンビー・ショッピングセンターの映画館で起こった銃乱射事件で、裁判所は二十七日、被害者の一人の娘三人に損害賠償としてそれぞれ三〇万レアルを支払うよう同センターに命じた。判決は二〇〇四年四月の一審判決を支持したもの。事件では三人が死亡、四人がけが、犯人は禁固一二〇年の判決を受けている。

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