ホーム | 日系社会ニュース | 久光対伯クラブ=3連敗のあと=サロンパスカップ=リバー・P(ア国)に1勝

久光対伯クラブ=3連敗のあと=サロンパスカップ=リバー・P(ア国)に1勝

2006年10月6日付け

 第六回サロンパスカップ(ブラジルバレーボール連盟主催、久光製薬(株)後援)が、九月二十九日開幕。予選が行われ、日本のVリーグからは久光製薬スプリングスが参戦した。九月三十日、十月一日、三日、ブラジルのクラブと試合を行ったが、力及ばず三連敗を喫した。四日夜、アルゼンチンのリバープレイト戦を3×1で勝ち、初勝利。
 サロンパスカップはブラジル三チーム、ドイツ一チーム、アルゼンチン一チーム、スプリングスの六チームが参加して行われている国際バレーボール大会。
 会場は、配布されたスプリングスのTシャツの青色で染まり、応援の太鼓の音が響き、絶えず大きな歓声があがっていた。
 スプリングスは九月三十日の初戦、前大会優勝チームのFINASA(ブラジル)にストレート負け。続く十月一日に行われた対REXONA(ブラジル)戦は最終セットまでもち込んだが、あと一歩のところで力及ばず二敗。三日、対CIMED(ブラジル)戦でも、ストレート負けに終わった。
 チーム監督の真鍋義政監督は「男女共に世界トップクラスのブラジルにいい勉強をさせてもらっている」と話した。
 アテネ五輪で日本の代表入りをした成田郁美選手は「高さ、速さ、レベルの違いを痛感した。三試合で反省すべき点はいっぱいあった」とし、次に活かしたいとする。
全試合観戦に訪れている後藤秀明さんは「佐野優子選手がよく動くんだよ」と興奮気味に話し、「身長差もあって、パワーにやられてるよ。でもまた観に来ます」と笑顔。
 場内ではスプリングスに声援を送るブラジル人らの姿もみられ、日本国旗が客席の数箇所で振られていた。

image_print