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東西南北

2006年11月11日付け

 第二期政権では閣僚を連立与党に最大限譲るとした大統領の方針に対し、労働者党(PT)連邦議員や執行部員など約七十人が集まり、PT出身の閣僚数は少なくとも現状を維持するよう求めることを決定。財務、予算管理といった重要ポストを失うことを特に懸念している。
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 昨年九月に大統領が参加しサンパウロ州ジャカレイ市で開催された集会で、二八〇個の弁当購入費用が大統領府名義のクレジットカードで支払われた件を選挙裁判所が現在調査している。大統領府は支払いを認めたが、弁当は警備員と大統領支持者に配られたもので、合法的行為と主張。
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 社会保険料の徴収増を目的に、政府は保険料額の算定基準の一部を給与から企業の売上に変更することを検討している。現在、企業は給与の二〇%を保険料として徴収。正規従業員の負担分(七・六五%から一一%)は増えないように配慮。
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 販売員の男(30)が婚約者(25)の胸を二発撃って殺害、直後に頭を撃ち抜いて自殺する事件が九日朝、サンパウロ市ピニェイロス区パウリスタ鉄道の駅前で発生した。加害者の妹によると、男は極度に嫉妬深く、心理療法を受けたこともあったという。
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 最も伝統のあるアムステルダムの競売場クライスティスで二十八日、ブラジルのカシャサ・サガチーバが指値三二〇ユーロ(約九〇〇レアル)で競売に掛けられる。カシャサは一〇〇年前の一九〇六年、サンパウロ州セルトンジニョにあったシュミット氏のセントラル蒸留所で造られた。見本はベヴェレージ検査院に送られ、九六点で合格したもの。

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