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「吉井篤・貴美子協会」設立を披露=記念事業に豊田豊展

2006年12月28日付け

 【ロンドリーナ】INSTITUTO ATSUSHI E KIMIKO  YOSHII (吉井篤・貴美子協会)の設立発表が、十二日午後八時から、ロンドリーナ市内の吉井建設会社のショールームで行われた。協会設立の趣意は、将来この協会が、吉井建設会社に代わって、日系社会のみならず、ブラジル社会の教育、文化、社交、スポーツその他の部門への支援を行う、というもの。
 ネジソン・ロンドリーナ市長はじめ、金城市議、日系諸団体代表、親族、友人など百二十人が招待され、出席した。サンパウロからは、彫刻家の豊田豊さん夫妻らが参加、会場には豊田さんの作品四十点が展示されていた。吉井さんは設立あいさつで「わたしたち夫婦は、これからさらに広く、ブラジル社会のために尽くしていきたい」と意気込みを述べた。吉井建設の役員たちがその場で紹介された。
 既報のように、ロンドリーナ市と日系団体が協力して行う日本移民百年祭の事業に豊田さんの協力が決まっている。移民広場に記念碑が建立されるが、その制作者が豊田さん。この日、模型が披露された。
 会場ではまた、ロンドリーナ市カマラのオーケストラがクラシックの名曲を演奏した。そのあと、立食のパーティ。午後十一時、終了した。