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基金=カラオケキャラバン全伯大会=サンパウロ市=全伯代表13組が熱唱=「気持こもって感動的」

2007年3月14日付け

 国際交流基金サンパウロ日本文化センター主催の「ブラジル・カラオケキャラバン2007全伯大会」が十一日午後、文協大講堂で開催された。当日は、ラジオフェニックス(Radio Fenix)のセルソ・リキオの司会進行により、音楽DVDのショー、日本語学習への音楽の取り入れ方講習会が行われたほか、各都市のカラオケコンテストの代表者十三組がステージ上で日本のアニメソングやJ‐POP、ロックを披露。来場した約三百人の観客を盛り上げていた。
 「歌を通してブラジルの若者に日本・日本語に興味をもってもらうこと」を目的に実施されているカラオケキャラバン。
 第二回目となった今年は、一月からポルト・アレグレを皮切りに、リオ、レシーフェ、マナウス、ブラジリア、サンパウロ、クリチーバの全七都市で開催されてきた。
 全伯大会では、オレンジレンジ、宇多田ひかる、大塚愛、倖田夾未、BoAなどの、日本で人気の歌手のDVDショーや、歌を使った日本語授業のほか、地区大会で選ばれた十三組の代表が歌を披露。総領事館賞、文協賞、国際交流基金賞、メイド・イン・ジャパン賞(出版社)ほか、アニマソン賞、インパクト賞、エモソン賞を目指して思い思いのパフォーマンスをした。
 発表まで緊張で、不安そうな顔をみせていた各代表者たち。
 しかし舞台へ立った瞬間に顔つきが変わり、まるで歌手のような素振りで最新のヒット曲から永遠の名曲、演歌まで振り付けありで歌いあげ、会場は、歌い手が舞台に上がるたびに大きな拍手と歓声に包まれていた。
 国際交流基金賞を受賞した感想を嬉しそうに語るのは、レシーフェ代表のファビオ・アレシャンドレ・バチスタ・ダ・シウバさん。布施明の「少年よ」を見事な歌唱力で歌い上げ、「いつもアニメソングしか歌っていなくて、演歌は初めてだった。まさか、自分が賞に選ばれるなんて思ってもいなかった」と驚きを隠せないようだった。
 アニマソン賞を受賞した大田勇人さん(レシーフェ)は、会場で歌う前からトークで会場を盛り上げ、歌でも吉幾三の「酒よ」を、十五歳という年齢を感じさせない表情と声で歌いきった。
 歌は「父親が良く歌っていた曲」。おかげで勇人さんも覚え、「今では自分がトレーニングする野球チームの曲となっている」と笑顔を見せていた。
 ブラジリアのエドアルド・アキラ・ウエマさんは、ビギンの「オジー自慢のオリオンビール」を披露し総領事館賞に輝いた。西林万寿夫在聖総領事は、「発表が愉快であったことと、三線が素晴らしかったこと」の二つを挙げ、受賞者を表彰した。
 なお、文協賞はカミーラ・ミユキ・ヤマシロさん(クリチーバ)、メイド・イン・ジャパン賞(出版社)はヴァネッサ・デ・ソウザ・ソアレスさん(ポルト・アレグレ)、インパクト賞はターシア・マリーア・オリベイラ・ダス・ネーヴェスさん(マナウス)。エモソン賞はナターリア・ロペス・パヴァネーリさん(リオ)が受賞した。
 審査員の一人を務めた関根隆範文協副会長は、「全体的に、日本の歌を歌うことに気持ちがこもっていて感動的だった」と感想を話していた。

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