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2007年4月3日付け

 三十一日の評議員選挙に投票権を持っていたのは、千五百二十三会員。三十日までに投票された総投票数は、七百四十七。当日分三十四を加えるとなんと、笠戸丸移民の数、七百八十一人とピッタリ。「次の百年への歴史的符号!?」と選挙管理委員たちも目を丸くしていたが、結局は十三票が無効となり、有効票は七百六十八票。しかしこの数、よく考えたら〃日系社会の代表機関〃の選挙としては、関心が低い!?
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 日本では受験や選挙のさい、「勝つ」にかけて、トンカツやカツ丼などを食べるが、上原会長に聞くと、ブラジルではそれに値するものはないそう。選挙当日、朝から会場を目まぐるしく歩いていた上原会長のお昼はフェイジョアーダ。「ある意味、会長として最後の食事です」と笑ってみせたが、圧倒的勝利ともいえる開票結果にはコメントせず、「おなか一杯で眠くなりました」と余裕綽々のスマイル。
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 今回の選挙、図らずもコロニアの知名度を測る人気投票になったと揶揄する声も多い。地道に文協の小委員会で活動している人が落ちたり、文協外で有名な人が通ったり。さて問題。「Centoro Metropolitana Cosmeticos Ltda」をご存知ですか?答えを日本語でいえば、リベルダーデの顔ともいえる池崎商会だが、得票数は百六十(百九十位)。今回の選挙に只ならぬ関心を示していた池崎博文会長、「個人でも会員になっておけばよかった」と歯軋りしているとか。

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