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エタノール事業支援=駐日伯大使、沖縄で

2007年4月27日付け

 【沖縄タイムス】ブラジルのアンドレ・マットゾ・マイア・アマード駐日特命全権大使は二十三日、沖縄県庁に仲井真弘多知事らを訪ね、サトウキビから造るエタノール事業を支援する意向を明らかにした。二〇〇八年ブラジル移民百周年記念式典への県民の参加を呼び掛けた。
 アマード大使は「ブラジルはエタノールの技術開発を三十年以上行っている。サトウキビを生産する沖縄と長年培った効率的な技術を分かち合いたい」と述べた。仲井真知事は「沖縄はサトウキビの生産量が低く、実際にエタノール燃料に使用する要量が賄えない。ブラジルからエタノールを輸入することが現実的」との考えを示した。
 ブラジル移民百周年について、アマード大使は「移住した沖縄県民はブラジルで安定して暮らしている。ブラジルの沖縄県民だけでなく、沖縄県内のブラジル人にも目を向けていただきたい」と要請した。

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