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移民の日の受章誇りに=サンパウロ市議会=池田さんに名誉市民章

2007年6月26日付け

 サンパウロ州各地の連邦警察で所長を務めた池田マリオ清高氏(62)がこのほど、サンパウロ名誉市民章を受章。十八日午後七時からサンパウロ市議会で授章式が行なわれた。
 パラナ州アサイ出身の池田さんは在職中、サンパウロ州各地の連邦警察で署長を歴任。ポルト・ヴェーリョ、ベロオリゾンテ、グアルーリョス空港(初代署長)などで、日本の皇族や芸能人が来伯した時に護衛を務めた。今回の受章は連邦警察での活躍が認められた。
 同章は二十七人の市議の意見が全員一致しないと受章することができない。授章式には羽藤ジョージ市議を始め、丸橋次郎聖総領事館首席領事、オテル・テレス・ダ・アンダラーデサンパウロ州連邦警察署長、パウロ・オリベル弁護士、ミシェロ・アンジェロ・ボン・テンポアサイ市長など、池田マリオ氏に関係のある人たちが約二百五十人集まった。
 開式に伴い、警察の音楽隊による日伯両国歌斉唱が行われた後に、来賓の一人一人から喜びのコメントが寄せられた。
 同章を推薦した羽藤市議から賞状と記念メダルを受取った池田さんの表情は満面の笑みで溢れていた。
 池田さんは来賓で祝辞を述べた一人一人に対して、感謝とお礼の言葉を述べた後、「笠戸丸移民者の孫の一人として、今日(移民の日に)同章を受章できたことを嬉しく、誇りに思う。様々な章を受章してきたのだが、これ以上はもうもらえないと思っていたので、本当に嬉しい」と喜びの挨拶をした。

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