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援護協会=病院・診療所の運営一本化=森口会長、手術で2週間入院へ

2007年6月30日付け

 援協(森口イナシオ会長)の六月定例役員会が二十八日、本部会議室で行われた。
 森口会長は席上、一九七〇年から血管の腫れがあり、今回医師の診察を受けたところ、血管が通常の二倍以上に膨れ、なんらかの理由で破裂する恐れがあるため、三十日午前九時から手術を受ける、と明らかにした。「特に今は痛みもないし何も感じない。手術の成功を祈るのみ。七月中に戻ってきたい」と心境を話した。術後二週間は入院する予定。
 議事では、各委員会の報告があった。人事委員会によれば、六月四日にやすらぎホーム長が代わり、佐々木義雄氏が就任した。新ホーム長は、八二年から九四年の十二年間、スザノ・イッペランジャ・ホーム長を務めていた。「寮生に親代わりの気持ちで接する。高血圧や糖尿病が多いため、塩、砂糖、油ものを減らし、健康な暮らしをさせたい」と抱負を述べた。
 会員は、五月三十一日現在、百三十七人が新入会し、合計一万七千八百十人となった。しかし、住所や電話番号を変更して連絡が取れない会員が約四千人存在する。二年間会費を未払いの会員は再登録しない、とする提案があり、可決された。
 サンパウロ市において、医療業界も競争が激しくなり、九月にタツアペ区にサン・ルイス病院が開院されるほか、アインシュタイン、サンタ・ジョアナ、CEMA病院が、それぞれ同区に総合診療所の建設を計画している。こうした状況に対処するため、援協総合診療所と日伯友好病院の運営を一本化にしたいとの提議があり、承認された。加藤英世副会長は「病気を治す目的は一緒である」と話した。

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