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家族的な雰囲気づくりで=にぎわったサントス春祭り

2007年9月4日付け

 サントス厚生ホーム(斉藤伸一ホーム長)恒例の春祭りが二日正午から同ホームで開かれ、約四百人が来場、アットホームな雰囲気の中でカラオケや太鼓、入居者のコーラスなどのほか、サンパウロ市から来場した人たちとの交流を楽しんだ。
 正午に始まった春祭りは始めに、ボランティアの人たちが作った、焼きそば、うどん、天ぷらなどを食べて盛り上がった。
 施設内にあるサロンでは午後一時からサン・ビセンテの「響和」太鼓が会場を楽しませ、その後、入居者達がコーラスで「海を渡って百周年」、「北国の春」、「ふるさと」などを歌った。
 午後二時からは援協福祉部の川守田一省さんが施設を案内。各老人ホームへの入居希望者が増えている事から、各施設でもこうした施設案内を取り入れているという。
 会場では入居者の人たちが作った、さつま揚げ、福神漬け、まんじゅう、味噌なども販売された。
 斉藤ホーム長は「サントスは他の施設と違って場所が狭いこともあり、家族的な雰囲気を作ることが大事」と春祭りの特徴を説明する。
 青木実経営委員長は「地元の人もサンパウロから来た人も喜んでくれて良かった」と満足の様子だった。

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