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ボイ・ブンバを写真に 藤井さんブラジル文化を日本で紹介

6月22日(火)

 ドイツと横浜を本拠に活動している写真家の藤井寛さんが、去る三月二十六日から四月一日にかけて、銀座の富士フォトサロンで写真展「アマゾン・原始林の中の奇祭ボイ ブンバ」を開催、好評を博し、ブラジル文化紹介に貢献した。在日ブラジル大使館、伯銀、ヴァリグ航空も評価したという。また、同時期に写真集『ボイ ブンバ Boi Bumba』も発行され、現在市販中である。
 藤井さんは、親伯・知伯の人だ。九一年に仲間と「エスコーラ・デ・サンバ・リベルダージ」(現在会員約二百二十人)を結成、毎年浅草のカーニバルで行進するなどしている。
 ラ米の音楽にとりつかれたことから、ブラジルにも関心を持ち、九一年から何度も入国。ボイ・ブンバの存在はドイツのテレビ番組を見て知った。これまでこの祭りを八年間撮り続けてきた。今度の写真展開催と写真集発行は、その集大成と位置付けている。銀座の前にエストニアとラトビアで開催済み。今後は、横浜、大阪、名古屋での開催が決まっている
 銀座の富士フォトサロンでのイナウグラソンは賑やかだった。〃純日本人〃のエスコーラ・デ・サンバチームが登場し、華やかさを倍増させたという。二メートルもの横幅、縦長の展示写真は迫力十分、一週間で八千六百四十人が鑑賞した。
 写真集には、撮影したおよそ一万点から七十枚が収録された。
 

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