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新規参加とレベルアップを=YOSAKOIソーラン協会=新会長の浜崎さんが抱負=嶌原シニアの巡回指導も

ニッケイ新聞 2007年10月20日付け

 ブラジルYOSAKOIソーラン協会は、飯島秀昭元会長の後任に、浜崎マルセリーノさん(平成学院会計責任者)を、新会長として決めた。現在、同協会では、今年七月に来伯した嶌原まさ子JICAシニアボランティアがブラジルがYOSAKOIソーラン指導の活動を始めており、踊りを習いたいチームの受け付けを行っている。
 「こんなに人気があるとは、すごいです」と嶌原さん。これまでにサンパウロ近郊の既存グループや新しくチームを立ち上げたブラガンサ・パウリスタを訪れた。既に、ロンドリーナ、マリンガ、ベロ・オリゾンテ、サルバドールなど全国各地から三十以上の指導申し込みが寄せられており、嶌原さんによれば「全伯にあるYOSAKOIのグループは無数」。
 嶌原さんは「来年のブラジルYOSAKOIソーラン大会への出場を念頭に、新しいグループの支援と、踊りのレベルアップに力をいれたい」という。
 ブラジルでのYOSAKOIソーランは、各自がビデオなどで自学しているため「雰囲気はわかっている」が、なんばや前のりといった、YOSAKOIの基本的要素が徹底されていない。嶌原さんは「少しやるだけで、メリハリがついて、とても良くなります」と、指導の効果を話した。
 浜崎さんは「(YOSAKOIのもとになっている)カーニバルのイメージで、皆が楽しんで踊れるように普及をしていきたい」と意気込む。
 会長として会員登録やホームページの整備を進め、「YOSAKOIを踊りたいと考えている団体を協会がお手伝いできるように、一つの独立した協会組織を整えていきたい」と抱負を語った。
 同協会では、第五回YOSAKOIソーラン大会の優勝チーム「グループ・サンセイ」が訪日し、本場、北海道の「YOSAKOIソーラン大会」に特別出場する計画のほか、日本移民百周年記念行事として、第六回YOSAKOIソーラン大会を盛大に行いたいという意向がある。
 嶌原さんは「ステージがあると、敷居が高い。来年はもっと観客と一体感を持てるような大会にしたい」と構想を語り、マルセリーノさんは「頑張ります」と協力を呼びかけた。
 嶌原さんの指導、協会に関する問い合わせは11・3541・1809(協会)またはyosakoisoran@gnail.comまで。ホームページはwww.yosakoisoran.org.br。

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