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ニッケイ新聞 2007年12月6日付け

 三日のブラジルメディアはどれも一斉に、サッカー名門コリンチャンスの二部降格を大々的に報じた。夜のテレビニュースでは職場のサンパウリーノなどに茶化されている様子まで。いわく「来年、コリンチャンスは新しい選手と契約する。誰か知ってるか。ジャポネースで、ミ・アクダ(私を助けて)という名だよ」と大笑いし、コリンチャーノが頭を抱えている様子が放映された。そんな名前の日本人は聞かないが、きっとサッカーがへたくそなヤツをイメージしているのだろう。ピアーダのつもりで放送しているのだろうが、同チームと関係のない「ジャポネース」としてはあまり面白くない、か。
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 「さすがにデジタル放送はきれいだ」と、いつものグローボ(5チャンネル)を見ながら言っている人が、実は結構いるようだ。デジタル放送はチャンネルが変わる。使用する周波数がVHFからUHFに変更されるため、以下のようになる▼Cultura(現在2チャンネル)→24ch▼SBT(4)→28▼Globo(5)→18▼Record(7)→20▼RedeTV(9)→29▼Band(13)→23。ただし、UHFアンテナとコンバーターを設置しないと見られない。でも、通常のアナログ放送は二〇一六年まで続くので、べつに急ぐ必要はない。
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 リベルダーデ広場にあるラジオ体操の塔をみて、森総務審議官は感動したと話した。だが、塔の上部にある三角錐のプラスチック部分の二面分が、投石などにより破損しており、いかにも見苦しい。来年は築二十年目を迎えることもあり、多数の来伯来賓の目にさらす前に、改修した方が良いのでは。それとも、総務省から手厚く支援してもらって「ラジオ体操とデジタル放送の記念塔」に建てかえる?

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