ホーム | 日系社会ニュース | 大竹さんモニュメント=サンパウロ市の目抜き通りで除幕

大竹さんモニュメント=サンパウロ市の目抜き通りで除幕

ニッケイ新聞 2007年12月21日付け

 造形作家の大竹富江さんが、建築家の大竹ルイさん(69)が手掛けたサンパウロ市内パウリスタ大通りのサンタ・カタリーナ・オフィスビル(Av Paulista、283/287)前にモニュメントを製作、イナウグラソンが十七日午前十一時半から同ビル前で行われた。
 大竹さん、長男のルイさんのほか、次男の大竹リカルドさん、上原幸啓文協会長、武田幸子副領事ら関係者三十人ほどが出席。同モニュメントは大竹さんと同オフィスビルからサンパウロ市に寄付された。
 同ビルの取締役を務めるアルツール・ジョゼ・アブレウ・ペレイラSDI不動産会社社長は「今回のモニュメントができたことによって、市民や働く人たちにとって良い影響を与えるだろう」と喜びのあいさつを行った。
 富江さんは完成したことに、感謝の意を述べ、モニュメントの除幕式を行った。幕を取ると、高さ十メートルで、二本の鉄の棒が絡み合った真っ赤なモニュメントが姿を現した。
 富江さんはモニュメントに対して「パウリスタ大通りで目立つように赤い色にした」と笑顔で答え、「できたことにとても満足している」と元気に話した。

image_print