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「ハル」合同コンサート=オオガタ氏「長年の夢叶う」=ジョン氏「素晴らしいものができる」

ニッケイ新聞 2008年3月11日付け

 【既報関連】ブラジル日本移民百周年を記念して、日本や南米各地でコンサート活動を行ってきた「ハル」がサンパウロ州から公式招待を受け、州立青年シンフォニーオーケストラとの合同コンサートを十四日にメモリアル・ダ・アメリカ・ラチーナで開催する。
 本番に先立ち、七日サンパウロ市内のホテルで「ハル」のオオガタ・ミヅオさんとはるさん、同オーケストラの指揮者ジョン・マウリシオ・ガリンド氏の三人が記者会見を行った。
 オオガタさんは「悲しみの向こうにある喜びを、メロディーにのせてありのまま表現したい」と意気込む。「昔からの夢であったブラジル人とのコンサートを行えるので、夢が叶う」と嬉しそうな表情で語った。
 ジョン氏は、同オーケストラを簡単に説明した後に「丹治敏さん(日本食レストラン「かぶら」店主)に音楽を聞かせてもらってすごく良い感じがした」と経緯を話し、「素晴らしいものができるだろう」と胸を張った。
 「結婚してプラスになったか」との問いに、はるさんは「私生活は夫婦だけど、舞台上では夫婦ではない。お互いの立場がわかるので、結婚してプラスだと思う」と語った。
 コンサートは一時間半程度で、「赤とんぼ」「ふるさと」などの唱歌や童謡、「筑豊の子守唄」などのオリジナル曲を合計十四曲披露する予定。
 同コンサートは十四日午後九時から、サンパウロ市メトロのバラ・フンダ駅横のメモリアル・ダ・アメリカ・ラチーナのシモン・ボリバル講堂(Auditorio Simon Bolivar)で行われる。入場無料だが、整理券が会場の発券所で十三日は午後二時から午後七時まで、十四日は午後二時から、一人二枚まで配布される。公演関係者は「当日は混雑が予想されるので、できるだけ十三日に整理券を受け取ってください」と呼びかけている。
 「ハル」の二人は同コンサート以外に、マナウス、サントス、グアルーリョス、ビリチーバ・ミリン、スザノでコンサートを行う予定になっている。今回の会場住所=Memorial da America Latina. Av. Auro Soares de Moura Andrade, 664 Barra Funda

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