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援協福祉センター建設を支援=チャリティショー=迫る「日本芸能の祭典」=芸能関係物故者も追悼=出演団体20=8時間のステージ

ニッケイ新聞 2008年3月28日付け

 【既報関連】サンパウロ日伯援護協会福祉センター支援チャリティショー「日本芸能の祭典」―日本の伝統芸能をあなたに!―が、予定どおり四月十三日、文協大講堂で開催される。主催はブラジル浪曲協会(福本千賀人会長)、文協、援協などコロニア七団体が後援、出演の協力団体は二十。およそ八時間の豪華なステージがつくられる。
 祭典委員会の福本千賀人委員長、実行委員会の樋口四郎委員長、塩野彰舞台監督、出演団体代表の斉藤美恵さん、鎌田恵美子さんによれば、コロニア芸能祭に準じる規模のショーだけに、出演協力団体以外からも「ぜひ参加したい」という要望が絶えないほどの人気だという。
 ショー開催の趣意は、援協福祉センター建設費集めへの協力と移民百周年の年の先駆芸能人の追悼である。コロニア芸能界は、民謡、歌謡、演劇、浪曲などの分野で多くの〃惜しい指導者〃を失っている。委員会が名をあげただけで、京藤間遊楽初代家元ら三十人ほどを数える。今回、特に時間を割いて黙祷を捧げるという。
 援協については、五九年の創設以来、日系社会の底辺の困窮者の救済援護、保健衛生・医療事業、移民の福祉向上などに果たした功績は多大だった、と評価。将来もそうあってほしいと願っている。〇九年には念願の福祉センター完成が見込まれているので、その建設費用の一部でも支援したいというのが、委員会および出演協力団体の気持ちだ。
 協力二十団体は、藤間流日本舞踊学校(藤間芳之丞校長)、花柳流金龍会(花柳金龍会主)、京藤間流日本舞踊(二代目京藤間勘輝会主)、花柳流なでしこ会(花柳寿美富代会主)、静山流静源会(榊原静源会主)、具志堅シゲ子琉舞道場(具志堅シゲ子会主)、上田演劇舞踊団(嵐田英代会主)、花柳龍千多会(花柳龍千多会主)、輝千代会(池本輝千代会主)、剣詩舞祥●流祥悦会(加藤祥悦会主)、丹下セツ子太鼓道場(丹下セツ子代表)、ブラジル日本民謡協会(横山正会長)、ブラジル日本郷土民謡協会(桜庭喜太郎会長)、サウーデ楽団ブルースターズ(脇山パウロ・村上朝子代表)、エトアール・グループ(羽田宗義代表)、移民百周年芸能委員会(石見綱委員長)、江差追分会ブラジル支部(石川諭支部長)、尺八道小路流(塩野彰支部長)、劇団「新波」(山口小春座長)、ブラジル浪曲協会(福本千賀人会長)。

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