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東西南北

ニッケイ新聞 2008年4月26日付け

 二十三日未明、サンパウロ州サンジョゼ・ド・リオ・プレットで、三両編成の貨物列車の一両が脱線、転覆。積荷のディーゼルに火がつき、爆発、炎上した。鎮火には一時間を要したが、機関士たちは火災が発生する前に逃げ出し、人的被害はなかった。工業活動、車のほか、火災や焼畑による煙も相当な大気汚染源。
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 サンパウロ市では二十六日十八時から二十七日十八時まで、ヴィラーダ・クルトゥラウが予定されており、地下鉄や近郊電車(CPTM)、バスは夜通し運行となる。日曜・祭日のみに使えるビレッテ・アミゴン(八時間の間にバスを四回使える)は、二十六日に限り、午後四時から利用できる。プログラムについては、www.viradacultural.orgまで。各種のショー、展示などを楽しめる。
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 サンパウロ州プレジデンテ・プルデンテの私立大学構内の職員住宅で、九歳の男児が首を絞められたうえ、ナイフで二突きされて死亡。仕事から帰ってきた父親が発見したが、扉と窓ガラスが壊されていたという。埋葬は二十四日に行われたが、ショックを受けた両親は葬儀の途中で気分が悪くなり、二人とも入院。殺人の後、盗難も起きているかは現時点では不明。
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 二十四日、リオのグアナバラ湾内では、寒波や地震の余波などの影響と見られる高波が起き、約二百人が乗った船舶を襲った。被害にあった船舶は、湾内航行中、エンジンを止めたりして被害を避けようとしたが、三メートルの波が襲ってきた時には、客室にも水が流れ込み、前部甲板のアルミ扉も壊れた。同船舶では少なくとも一二人が負傷。日ごろは穏やかな湾内の高波は沿岸の道路も洗い、船舶の航行も四時間ほど、中止された。

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