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東西南北

ニッケイ新聞 2008年5月16日付け

 十四日付けのサンパウロ市内トラック乗り入れ規制の記事で、規制開始は五月三十日とあったのはインターネット版情報だったが、伯字紙では六月三十日から実施と報道された。学校などの休暇が始まる時期にあわせての実施とする意向。また、乗り入れ規制区域内に駐車場を所有する企業や個人がナンバープレートを登録した場合は、規制対象からはずされる。
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 フェスタ・ジュニーナが近づいてきているが、十一日未明にサンパウロ州のグアルーリョス空港滑走路付近にバロンが落ちて炎上。飛行機火災に及ぶ危険もあったという。昨年中のバロン墜落は百四個で、今年も既に十七個目。空港公団では、十四日にバロンによる事故防止キャンペーンを行ったが、バロンを飛ばすのは違法で、三年までの実刑を科せられる。
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 サンパウロ州州立校の昨年度の教育開発指数は、四年生三・二三、八年生二・五四、高校三年生一・四一。〇~一〇で評価される同指数だが、英国やフィンランド並みの教育を目指したい政府は、二〇三〇年までに、各々、七、六、五となることを目標としている。サンパウロ州内五千校中、目標を達成している学校は、五~八年で五校、高校で二校のみという。
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 リオ州のデング熱の流行が下火となり、点滴用に設けられたテントの解体作業も先週から始められた。バイシャーダ・フルミネンセやリオ市西部ではまだ患者発生が報告されているが、今年に入り十三万以上が感染、少なくとも百六人が死亡した病気がやっと沈静化。寒い時期に対策の見直しも必要か。

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