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皇太子殿下のご予定ほぼ決定=各地で日系人とご接見=20日午前に東洋街ご通過

ニッケイ新聞 2008年6月13日付け

 いよいよ、百周年本番――。全伯で行なわれるブラジル日本移民百周年式典にご出席されるため、皇太子殿下が十六日、日本をお発ちになる。ブラジルには、十七日から二十五日までの九日間滞在され、ブラジリア、サンパウロ、サントス、ベロ・オリゾンテ、ロンドリーナ、ローランジャ、マリンガ、リオの八都市での記念式典、関連行事に参加されるほか、日系社会関係者とも積極的に交流を持たれる予定。各訪問地でのご予定は以下の通り。なお、皇太子殿下のお車がガルボン・ブエノ街を通過するのは、二十日午前十時過ぎと見られる。
 皇太子殿下は、ニューヨークにお立寄りになり、十七日午後、首都ブラジリアに到着される。皇太子殿下のご来伯は、八二年に続き、二回目。
【十八日=ブラジリア】
 『移民の日』の午前には、ルーラ大統領が出席する記念式典が大統領官邸で行なわれ、記念切手・記念硬貨の発行式、日伯関係功労者に対してメダルの授与も行なわれる。
 午後には、連邦議会での記念式典後、全伯の日系社会代表とご接見。晩餐会は大統領主催により、イタマラチー宮で行なわれる。
【十九日=サンパウロ】
 十九日午後には、イビラプエラ公園の開拓先没者慰霊碑を参拝され、隣接する日本館もご訪問になる。
 夜には、サーラ・サンパウロで開催されるサンパウロ交響楽団演奏会を鑑賞される。
【二十日=サンパウロ】
 午前には、ブラジル日本移民史料館の『大武和三郎コーナー』(七階)をご視察になり、九階で同史料館のアーカイブ・プロジェクトに対するご下賜金をお渡しになった後、セー区にあるサンパウロ大学法学部で学生らとご懇談。
 その道中、リベルダーデ区のガルボン・ブエノ街をお通りになる。予定時間は午前十時すぎと見られている。
 午後には、カルモ公園で記念モニュメント『石の彫刻群』、道路向かいにあるヒロシマ中学校でサンパウロ州政府教育局が実施する日本文化教育プログラム(VIVA・JAPAO)を視察される。夕方には、ご宿泊の市内ホテルで日系社会関係者とご懇談。
 【二十一日=サントス・サンパウロ】
 サントスでは日本人会館(旧日本語学校)、大竹富江氏による記念モニュメントの落成式にご出席。
 午後には、百年前の一九〇八年六月十八日に最初の移民船「笠戸丸」が着岸した十四番埠頭をご視察になり、サンパウロに戻られる。
 すでにサンボードロモでスタートしている記念式典にご臨席になり、ごあいさつ。ジョゼ・セーラサンパウロ州知事主催でバンデイランテス宮である歓迎晩餐会にご出席。
 【二十二日=パラナ州】
 専用機でロンドリーナへ向かわれ、トミ・中川公園の開園式のご出席、昼食はロベルト・レキオン・パラナ州知事と西森ルイス・パラナ百周年実行委員長による歓迎昼食会。
 午後には、ローランジャにある開拓先没者慰霊碑にご参拝、記念植樹などの後、百周年記念式典にご臨席される。
 マリンガ公園、マリンガ文化体育協会にお立寄りになり、日系社会関係者らとご接見。
 【二十三日=ベロ・オリゾンテ、リオデジャネイロ】
 マリンガを発たれ、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテご到着後、経済関係者とご懇談。アエシオ・ネヴェス州知事主催の昼食会にご出席。
 日本庭園にお立寄りになり、リオデジャネイロに向かわれる。夜は、市立劇場である日伯音楽交流会にご出席される。
 【二十四日=リオデジャネイロ】
 午前にポン・デ・アスーカルご視察、ジャルジン・ボタニコで植樹される。セルジオ・カブラル州知事主催の昼食会に出席後、日系社会関係者とご接見。現在ブラジル銀行文化センターで実施されている『日本展』ご視察、文化人、スポーツ選手らと懇談される。
 翌二十五日午前には、ロサンゼルスに向け、リオデジャネイロを発たれる。

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