ニッケイ新聞 2008年6月17日付け
【共同】皇太子さまは十六日午後、日本人の移住から百周年となるブラジルへの公式訪問のため、政府専用機で羽田空港を出発された。米ニューヨーク経由で十七日午後(日本時間十八日午前)、ブラジリア入りする。病気療養中の雅子さまは同行を見合わせた。帰国は二十七日の予定。
皇太子さまのブラジル訪問は、浩宮時代の一九八二年以来。ほかに皇太子時代の天皇、皇后両陛下が二回、即位後に一回訪れているほか、三笠宮、常陸宮各ご夫妻、秋篠宮さま、紀宮当時の黒田清子さん、桂宮さまも訪れている。
両国政府は今年を「日本ブラジル交流年」と位置付け、両国でさまざまな記念行事が行われている。
皇太子さまはブラジリアでブラジル議会やルラ大統領主催の記念式典などに出席。その後、サンパウロ、サントス、ロンドリーナ、ローランジア、マリンガ、ベロオリゾンテ、リオデジャネイロの各都市を歴訪し、各地の記念式典などに出席するほか日系人、在留日本人とも会う。