東西南北

ニッケイ新聞　２００８年８月２日付け

　例年なら八月は所得税免税対象者の申告時期だが、今年から免税対象者は申告不要になった。申告漏れが二年続くと納税者番号（ＣＰＦ）がキャンセルになるとやきもきしたものだが、これで心配の種が一つ減る人も多いはず。今後は出生届とともにＣＰＦ取得という話もあり、国民総背番号制が進む。
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　リオ州で肝臓移植を待つ人の優先順位見直しが行われることになった。症状による優先順位を無視した手術が行われていたためで、移植待ち患者リストに掲載されているすべての患者に対し血液検査を実施する。また、リオ州での肝臓移植認可の公立病院の見直しも行われ、不正を働いた医師団のいた連邦大病院は対象から外された。
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　サンパウロ州ジアデマで三十一日未明、警官が六百メートル引きずられた後、壁に激突して即死した。同僚が違反を取り締まっていたバイクの傍に止まった車が交通を妨害していたため、移動を求めたところ、後部座席の男がいきなり警官の腕を掴み、運転手がそのまま発進。「放せ」と叫ぶ警官を時速八十キロで引きずった車が右折の際に急ブレーキをかけながら警官を放したため、放り出された警官は前方の壁で頭部を強打し、死亡した。犯人四人は逃走中に事故を起こし、徒歩で逃げたが、車を貸した持ち主からの情報で身元が割れ、一日朝までに捕まった。
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　来週からのオリンピックに備え、ブラジル選手たちも北京入りし始めたが、一日にベトナムで調整試合を行った男子サッカーは二対〇で勝利。ロナウジーニョ・ガウッショが現地では大人気で、インタビューは押すな押すなの状態だった。編込みの髪型がブームになっているとの話もあるが。