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ニッケイ新聞 2008年10月02日付け

 十二日にニッケイ・パラセホテルで開かれるCIATE主催のシンポジウム。その前夜祭には、日本から、厚生労働省年金局国際年金課長の小山彰生氏が参加し、祝辞を述べる。関係者によれば、このシンポジウムに先立ち、小山氏らはブラジリアを訪れ、日伯間の交渉で議案にあがっている年金通産協定の締結に向けて、ブラジル政府関係者と話し合いを持つという。協定が実現すれば、日本で暮らすデカセギやブラジルに進出する日系企業にとって、年金の〃掛け捨て〃が解決されることになり、具体的な進展を期待したいところ。
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 愛知県の蒲郡信用金庫が今月一日から、ATM(自現金自動受払機)を利用して、レアル建ての送金サービス取り扱いを開始した。毎日新聞や東海日日新聞などが報じている。同金庫に普通預金口座をもつ人がATMを利用して指定された口座に振り込むことで、ブラジル国内の口座に送金できる。レアル建てでの送金は日本で初めてだという。手数料は一件千五百円。同様の動きが他の金融機関にも広がるか。

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