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ニッケイ新聞 2008年10月14日付け

 移民百周年を記念して、神戸港から名古屋港、ベレンからサントス港までの約六千キロを、水上バイクで到達する壮大なプロジェクトを打ち立てた日系冒険家のマホエ・セルジオさん(名古屋在住)。マホエさんのホームページを見ると、海洋冒険家の高野光哉さんとともに、四月二十七日に神戸港を出港、五月上旬に名古屋港に到着し、その後バイクをベレンに輸送して、七月下旬にサントス入港との予定が記されている。ただ十月十三日現在、ネットニュースなどでは、二人が実際にサントス港に無事たどり着いたのかは不明。はたして彼らは今どこに!?
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 アマゾンでも今年の百周年には、州からの要請に応えて様々な日本文化紹介展を開催したようだが、「自分たちが望んで開催した感じではない。来年の入植八十周年は自分たちが地に足をつけて行いたい」と意気込む関係者。「アマゾンから見ていて、サンパウロは羨ましかった。何十万の人が集まって百周年を祝ったのだから」と本音もポロリ。
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 百周年を記念して、十一日からブラジル内四都市で開催されている社会人野球。都市対抗野球で優勝し来伯している新日本石油ENEOSは、十一日にクリチーバでブラジルナショナルチームと対戦して九対三で勝利。十二日のロンドリーナでは、一試合目七対二、二試合目三対七で対戦成績二勝一敗とした。大リーグ挑戦を表明している田澤純一投手は十二日の初戦に登板し五回六安打一失点で勝ち負けつかず。また、ナショナルチームは十三安打の猛攻で七点をあげ、初勝利を飾った。

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