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大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年10月17日付け

 ニッケイ新聞本社ビル地階と一階にあった「日伯グラフィックス」が、リベルダーデ区ファグンデス街246―B(電話=11・3208・4863)に移転した。現在、取り壊し工事が行われているため、騒音がひどく、編集部員も「大耳、小耳、塞ぎ耳」の状況。編集部に来社の方々もご了承のほどを。
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 非日系人たちにはあまり馴染みがないように感じるうなぎだが、十二日にあった「うなぎ祭り」を主催した北海道協会の木下利雄会長は、「最近はうなぎを食べる非日系人が徐々に増えてきている」と話す。その理由として、日本でうなぎの味を知った人たちが食べに来るのだとか。しかし、高価な食べ物だけに一般的になることはなさそうだが、隠れた日本料理としてひそかなブームになるかも!?
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 日系団体としては初となる文化功労賞受賞をした弓場農場。本来ならルーラ大統領から手渡されるはずの勲章だったが、天候の関係で飛行機がブラジリアから離陸できず、結局大統領欠席のまま行われた。それでも会場に集まった受賞者や観客は二時間待たされたとか。
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 県連主催の「移民のふるさと巡り」に初参加したブラジリア在住の荒木滋高さん(76、三重)。一九五五年に第一回コチア青年として、アチバイアに入植。五九年に首都ブラジリア建設に伴い、食料供給のため造成された衛星移住地に再移住した。「クビシェッキ大統領と一緒のメーザでビールを酌み交わしたことがあるよ」。出発前日にサンパウロから帰宅したところ、空きが出たことを告げられ、とんぼ帰りで駆けつけた。「最高です。次回もまた来たい」と日に焼けた顔をほころばせていた。

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