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東西南北

ニッケイ新聞 2008年10月29日付け

 二十七日まで下落が続いたボヴェスパは、Valeやペロトブラス株上昇で、二十八日午後三時半現在九・一三%上昇。
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 リオ市西部バングー地区で二十六日夜、自宅侵入の犯罪者に撃たれた妊婦が死亡。顔に被弾の四歳女児と、帝王切開で出産となった胎児はどちらも予断を許さない状態という。犯罪者のお目当ての父親は逃げおおせた。同地区にはコマンド・ヴェルメイリョに属する犯罪者達を収監する刑務所があり、十六日朝、所長が銃殺されるという事件も起きたばかり。
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 新しい給与調整案で収拾かとみられた市警ストはまだ継続中で、二十七日のサンパウロ市セー広場での抗議行動には市警側発表で五〇〇〇人が参加。事情を知らず現場を通ろうとしたオートバイ運転手が、市警から殴られるという事件も発生したが、十六日のような衝突を避けるため、広場周辺のパトロールを行なっている軍警は接触を避けた。
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 パラナ州マリンガの一五階建てアパートで二七日未明、最上階のベランダの張り出し屋根が崩れ、階下のベランダ部分と駐車場の屋根の一部を破損した。コンクリートのひびから染み込んだ雨で鉄筋が腐食していたとか、雨の重さに屋根が耐えられなかったとかの諸説が飛び交っているが、時間帯も幸いし、怪我人や車の損傷はなかった。
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 サンパウロ市長選で敗退したマルタ氏が導入したビリェッテ・ウニコが注目されている。サンパウロ市周辺のサンベルナルド、サントアンドレ、マウア、グアリューリョス、オザスコの新市長達がビリェッテ・ウニコ導入を検討と言い始めたためだが、市単位か連結型かなど、詳細は未定。連結型になれば利用範囲が広がるが。

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