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十勝馬唄全国大会に出場=中田さん「大舞台で歌えた」

ニッケイ新聞 2008年11月12日付け

 北海道帯広市にある帯広市文化ホールで八月二十四日午前九時半から「第二十五回記念十勝馬唄全国大会」が開催された。
 同大会は民謡「十勝馬唄」を歌う大会で、全国から約二百人が参加した。高齢の部にはサンパウロ州グアラレーマ市在住の中田行子さん(72、北海道)が出場した。
 帯広市出身の中田さんは、昨年同地で行われた江刺追分大会へ見学のために訪れたことがきっかけで、百周年などを記念したことから同大会に招待された。
 六年前から民謡を歌いはじめて、十勝唄馬は二年ほど前から歌い始めた中田さん。ニッケイ新聞の取材に対して「あんな大舞台で歌えたことが嬉しい」と満足した様子で話した。また、「一生に一度しかないことで後悔はしなかった」と充実した様子で語った。
 中田さんの出場を応援していた石川諭さんは「初めてのことだし、これが一つの刺激になって後々に続いていけば嬉しい」と喜びを表した。

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