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ニッケイ新聞 2008年11月14日付け

 聖南地区の日系団体が集まって百周年を記念した日本祭が、九月十三、十四日の両日、インテルラゴスサーキット場であった。折田茂郎聖南地区百周年協会長によれば、「二日間で約二万人が訪れ大盛況だった」。同地区で百周年を記念したイベントはこの日本祭だけ。「初めての取り組みが成功して良かった」と折田会長、満足の様子。
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 昨年十一月から東京のキーコーヒー社が四回にわたって発売してきたコーヒー豆「日本人ブラジル移住100周年記念シリーズ」が、今月十七日からギフトセット(四缶入り)になって販売される。「苦難」「開拓」「挑戦」「成熟」と四つの時代に分かれ、千七百セット販売される。五千二百五十円。移民の足跡をたどったコーヒーを飲みながら、移民の歴史に思いを馳せて欲しいもの。
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 サンパウロ美術館(MASP)で九日に閉幕した「現代日本の書代表作家サンパウロ展」。同展のために、日本から約百二十人の書道家が来伯。平均年齢は六十代後半、上は八十代後半の高齢者。万が一に備え、受け入れ先の病院を念入りにチェックしたそうだが、病人やケガ人はなかった。受け入れた関係者も「奇跡に近い」とホッとした表情。

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