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笠戸丸移民の三線里帰り=沖縄=民謡紅白歌合戦で披露

ニッケイ新聞 2009年1月10日付け

 【沖縄タイムス】一九〇八年、読谷村出身の故宮城伊八さんとともにブラジルへ渡った三線が十二月十九日、沖縄市民会館で開かれた琉球放送の正月番組「第四十七回新春民謡紅白歌合戦」の収録で披露された。人間国宝の照喜名朝一さんが、自作の琉歌に乗せてつまびき、百年の時を経て音が広がった。
 県人のブラジル移民百周年を記念し、琉球民謡保存会ブラジル支部長で一世の仲村善正さんと〃里帰り〃した。サンパウロ州に住む伊八さんの四男、宮城セイシンさんから「大切な父の形見だから、一時も離してはいけない」と託された。
 照喜名さんが「ブラジルに渡て 百年や経てん 生れ島むどぅて 語る嬉しゃ」と思いを込めて歌った。西原篤一沖縄ブラジル協会長は「伊八さんも喜んだと思う」と話した。
 三線は真壁型で、さおは百年前と同一だが、蛇皮は何度か張り替えられた、とみられる。三線は、伊八さんの出身の伊良皆公民館でも二十二日、親せきらの前で披露される。

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