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「チャンスもらった一年」=鹿児島研修生=山下さんが帰国

ニッケイ新聞 2009年2月21日付け

 「鹿児島県農業・語学研修生制度」十期生の山下琢磨さん(25、鹿屋市)が一年間の研修期間を終え、あいさつのため本紙を訪れた。ブラジルでの生活を振り返り、「楽しくてしょうがなかった。自分のブラジル第一章は終わったけど、しっかり準備してまた来る」と言葉を残し、十九日に帰国した。
 昨年四月に来伯、先月までサンパウロ新聞社で記者として研修した。「恥ずかしいけど、来るまでコロニアのことを知らなかった」というが、「いろんな人に出会え一生の財産ができました。取材先の人や各県人会の人に可愛がってもらって、感謝でいっぱい」と語る。
 来伯して二カ月で百周年を迎え、「何も役に立てなかったけど、すごく楽しかったです。特に皇太子さまに会えたのは一番の思い出」と貴重な経験を振り返る。
 四月上旬に帰国予定だったが、親しい知人の訃報のために急遽帰国が決まった。しかし、「『やりきった』という気持ち。心残りはありません。また帰ってくるつもりでいるから」。
 山下さんは、大のサッカー好き。研修を通じて、「鹿児島にプロサッカークラブを作って、日伯の交流をはかりたい」という夢ができ、「来るべくして来た」と研修の充実ぶりを表現する。
 「外から鹿児島を見ると良い面、悪い面が見えて成長できた。素晴らしいチャンスを与えてもらい感謝してもしきれません。大いに継続して欲しい」と研修制度について話していた。

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