ホーム | 日系社会ニュース | 兵庫総会=レアル高で初の赤字に=尾西会長の続投決まる

兵庫総会=レアル高で初の赤字に=尾西会長の続投決まる

ニッケイ新聞 2009年3月12日付け

 ブラジル兵庫県人会の二〇〇九年度定期総会が一日、サンパウロ市の宮城県人会館で開かれた。三十五人が出席。役員改選が行なわれ、尾西貞夫会長の続投が決まった。
 冒頭、昨年亡くなった六人の会員に黙祷を捧げ、事業・会計報告へ。
 日本移民百周年の昨年は、井戸敏三知事ら慶祝団、海上自衛隊練習艦隊の県出身者の歓迎会などを開いたほか、農業高校生海外研修生の受け入れなどを行なった。また、神戸など四都市で開かれた絵画展「ブラジル日系画家百年の歩み」に同県出身の画家、若林和男さんが訪日出席したことなどが報告された。
 また昨年度は、補助金を受け取ったのがレアル高の時期と重なったことから初めて繰越金で赤字を計上したことを報告。事業報告とあわせ承認を受けた。
 役員改選では他の立候補者はなく、尾西会長はじめ現役員の大半が続投することが決まった。
 今年は特別な事業は予定されていないが、二〇一〇年に県人会創立五十周年式典を行なうにあたり、県知事を招待することを全会一致で承認した。
 当日はJICAサンパウロ支所の千坂平通支所長も出席。総会後は昼食会が開かれ、会員寄付による商品でビンゴも行なわれるなど賑わった。また昨年百歳表彰を受けた会員の後藤留吉さんから八十歳以上の会員に記念品が贈られた。

image_print