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第24回汎米日本語教師研修=7カ国21人が学び、交流=日本語普及に決意あらた

ニッケイ新聞 2009年8月4日付け

 ブラジル日本語センター(谷広海理事長)は七月二十三日午後一時から同センターで、「第二十四回汎米日本語教師合同研修会」の閉講式を行った。谷理事長、千坂平通JICA(国際協力機構)サンパウロ支所長はじめ、斉藤良美同研修会実行委員長、丹羽義和事務局長、講師ら四十二人が出席した。
 同研修会はJICAが後援。今年は汎米七カ国から三十一人が参加し、十四日から二十三日の十日間にわたり開講された。サンパウロ大学の松原礼子助教授など十三人が講師を務めたほか、ワークショップなども行った。
 閉講式の席上、谷理事長が「研究内容が良かったと思う人、センターが良かったと思う人」と受講生に質問すると、全員が手を挙げ賛意を示した。
 谷理事長は、「今後も教える側として勉強を続け、生徒の喜びを共に理解できる先生になってほしい」と激励した。
 千坂支所長は、「皆さんの日本語の発音が良くびっくりした」と話し、「良い先生になれば生徒もついてくる。各地域で日本語の継承者になってほしい」と述べた。
 式では谷理事長、千坂支所長、斉藤実行委員長から研修生に修了証書を授与。仲松紗生さん(ボリビア)、高根大寛さん(ベロ・オリゾンテ)が代表してあいさつに立ち、「アイデア溢れる教材に目がクギ付けになった。各国で日本語の普及に努めていきたい」と決意を新たにした。
 非日系で唯一参加したジュリア・サントス・ナシメントさん(24、ベロ・オリゾンテ)は、以前は英語の教師をしていた。日語はポ語と文法が全く違うため、英語と比べても生徒に理解させるのが難しいという。ミナス日本語モデル校で教え始め、より良い授業の行い方を学びたかったと話し、「研修会に参加し、子供への教え方が分かった」と嬉しそうだ。
 姉に勧められコロンビアから参加したという西道幸さん(21)は、「自分の教え方が間違っていたのをはっきり実感した。もっとレベルアップしなければ」と力強く語る。
 言葉だけでなく、物を使って表すことが重要だと気づいたという。また、どのようにしたら生徒に教師自身のやる気を示していけるか、同研修の中でそれを見つけられたという。
 今研修会のテーマは「気付き」。企画委員長を務めた藤野琴子講師は、「ワークショップでは、講師、研修生双方から多くの指摘がでて盛り上がった」と振り返り、「講師、研修生互いに与え受け取るものが多い、実りある研修会になったのでは」と話した。

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