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今年もスザノ・イッペー祭り=2千人がのどかな一日=無農薬野菜や手作り品好評

ニッケイ新聞 2009年9月10日付け

 サンパウロ日伯援護協会の「スザノ・イペランジャホーム」(岩原勝一経営委員長)の『第二十五回イッペーまつり』が八月三十日午前十時から同ホームで開催された。真っ青な空に黄色いイペーの花が映え、約二千人の来場者(主催者発表)は自然に囲まれた同ホームでのどかな一日を過ごした。
 今年イペーの木を剪定・伐採したばかりだったが、「今までの中で一番きれいに咲いている。切られてびっくりして、咲かないとこりゃ大変だと思ったのかな」と中田和夫理事。新しく植えたイペー百五十本は三年後に花開く予定だ。散りかけの桜も彩りを添えていた。
 正午からの開会式には、森口イナシオ援協会長、野村次郎副会長、岩原経営委員長らが出席。森和弘医師(汎スザノ文化体育農事協会=アセアス日系=会長)に感謝状が贈られた。
 森医師は八月末まで二十年間、ボランティアで月二回診察し入居者の健康管理に努めた。さらなる日系社会と援協の発展を願いつつ、「これからも顔を見せに来る」と笑顔であいさつした。
 岩原経営委員長は「人が集まって輪を作り、こうして祭りを開催できることに感謝」と協力者に謝意を表した。親日家のジャネッテ・ロシャ・ピエタ連邦下議も訪れた。
 販売コーナーでは、地元篤志家の指導を受けホームで栽培する無農薬の茗荷竹、しその葉、キャベツや、ボランティア手製の餅、紅白饅頭、鯛焼きが好評だった。
 一九八三年から十二年間初代ホーム長を務めた佐々木義雄・現やすらぎホーム長は、「開設当時は姥捨て山みたいに思われて、地元の協力はゼロ。大変な時代だった」と振り返りながら、長年の協力者、高木醸造食品の高木政親社長らと和気藹々とした雰囲気でたこ焼き、お好み焼き、さんまの炭焼きに腕まくり。
 屋内会場では百人以上のボランティアが作るヤキソバ、うどん、雑煮が振舞われ、来場者は舌鼓を打ちながら太鼓や日舞などのステージを楽しんでいた。
 根塚弘ホーム長は、「去年に比べて来場者がたくさんだった。ここから見える景色を生かして、遊歩道のようなインフラを整備して、もっと楽しめるような環境を作りたい」と意気込んでいた。

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