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大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年10月9日付け

 ある日系学校の『お話コンクール』の最中、マイクが緩むハプニングが数回続いた。その度に生徒の発表は中断されたが、生徒は嫌な顔一つせず、発表を続けた。休憩時間に父兄の一人が「あれは良くないね」と眉をひそめたが、音響トラブルは日系団体のイベントで頻繁に起こる。その日のために練習を重ねた発表者の気持ちになり、準備を万端にしておいて欲しいものだ。
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 ここ数年間は月々平均1千人の利用者があった国際交流基金サンパウロ文化センターの図書館。開館されて15年たつ今年、半年で約500冊の和洋新書を揃えるなどさらに充実化を図り、ネット検索システムも導入=本面に関連記事=された。にも関わらず、「どういうわけか昨年に比べて利用者が減っている」と関係者は首を傾げる。ぐずついた天気が多い今日この頃、図書館通いをしてみてはいかが。

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