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東西南北

ニッケイ新聞 2010年2月25日付け

 サッカー界の〃怪物〃ことロナウドが、22日にコリンチアンスとの契約を更新。契約期間は11年12月までで、引退話も再度延長された事になる。20日に予定されていたケガからの復帰戦は体重増加で延期され、24日のリベルタドーレス杯の対レーシング戦が復帰第1戦に。剃髪姿でイメージ一新後、ロベルト・カルロスにも「これで良くならなかったら、俺のひげも剃って応援する」といわれたロナウドは、南アフリカでのW杯もまだ諦めてはいない。あと2年、最善の結果を残したいという〃怪物〃はどんな夢を見ている?
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 麻薬密売者らの抗争事件なども頻発するリオ市ロシーニャやサンパウロ市エリオポリスのファベーラ(スラム)住民対象に、今度はなんと流れ弾に撃たれた時の保険が登場。ファベーラにも支店があるブラデスコ銀行系列の保険会社が出した、マイクロ保険という新型保険の一つ。同社は、国内マイクロ保険市場の規制枠組みが今年中に設定されることに先駆け、流れ弾の被害を補償する生命保険を試行品として発売した。掛け金は月3・5レアルで、最高2万レアルの賠償金がもらえる。こんな高額な賠償金なら、それを目当てにわざと撃たれる人が出るかも…。
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 ブラジル世論調査・統計機関が19日発表の大統領選動向調査で、セーラサンパウロ州知事の36%、ジウマ官房長官の25%に次ぐ、11%の票獲得の社会党シロ・ゴーメス下院議員が、24日に改めて大統領選挑戦の意向を表明。サンパウロ州知事選出馬を促す人々と会合後、「知事選出馬はまずない」と断りを入れたもの。これで大統領選は決戦投票にもつれ込む可能性がより濃厚となるが、調査では現時点でセーラ対ジウマの決選投票なら、セーラが47%得票の見込み。

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