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広島・サンパウロ州医師会=サンパウロ市で8月に原爆展=被爆体験の証言も

ニッケイ新聞 2010年6月26日付け

 【中国新聞】サンパウロ州のパウリスタ医師会が8月2~31日、現地で原爆展を開く。姉妹縁組を結ぶ広島県医師会(広島市西区)の協力で、中区の原爆資料館から借りた写真ポスターなどを展示し、核兵器廃絶の必要性などを広く訴える。
 原爆展は、両団体の姉妹縁組2周年を記念して開く。計画では、会場は同州サンパウロ市の中心地にあるブラジル医師会館。被爆直後の広島や長崎の惨状を伝えるポスター30枚を展示する。計画の打診を受けた県医師会が原爆資料館と交渉し、ポスターの貸し出し手続きを代行した。
 現地在住の被爆者が被爆体験を証言する。来場者で千羽鶴をつくり、広島市に届ける企画もある。
 パウリスタ医師会は、サンパウロ州内の医師約3万3千人でつくる。県医師会が1985年からほぼ隔年、同州で被爆者健診を続けている交流が実り、2008年6月に姉妹縁組を結んだ。

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