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USP・横国大=27年続く大学間交流=鈴木学長ら迎え再調印式

ニッケイ新聞 2010年9月16日付け

 サンパウロ大学は、同大の学生がより多く日本の大学で学べるように、そして教員などの学術交流を円滑にするため、1983年から横浜国立大学と大学間交流協定および学生交流協定締結を結んでいる。
 協定期間が今年で満期を迎え、それを延長する再調印式が16日午後5時からサンパウロ大学本部ビルで開かれる。横浜国立大から鈴木邦雄学長ら関係者が出席する。案内のため、同大学理工学部(USP-Poli)立花敏市教授とABJICAの山添源二会長が本紙を訪れた。
 また翌日の午後4時からはサンパウロ大学理工学部講堂(USP-Poli – Av. Prof. Luciano Gualberto, travessa 3, 380)で両大学教授による記念セミナーも行われる。
 交流が始まって27年間、国際協力機構(JICA)の奨学金制度を利用してサンパウロ大学から日本へ留学した生徒数は80人以上にのぼる。そのうちの10人は現在、理工学部で教鞭をとっている。
 「USPの生徒たちはこの協定のおかげで最先端の学問を学んで帰国し、国内で活躍している」と立花教授は交流の重要性を訴えた。

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