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ジアデマ=沖縄文化センターに憩の場=市町村対抗GBで落成祝う

ニッケイ新聞 2010年10月15日付け

 ジアデマ市のブラジル沖縄文化センター運動場に同センター利用者のための休憩施設が完成し、9月26日に開かれた沖縄県内市町村対抗ゲートボール大会にあわせ落成式が行なわれた。
 休憩所や台所、トイレなどを備えた新施設は平屋建で広さ110平方メートル。07年から設置された雨よけ屋根のついたゲートボールコートと隣接し、同センターゲートボール愛好会が中心となって09年2月から工事が進められてきた。
 約12万レアルの建設費用は、沖縄文化センターからの支援に加え、ビンゴや夕食会などを行なって集められた。
 6回目となるゲートボール大会には、市町村の出身者や子弟など計41チーム、205人が出場。当日は雨で運動場が使えなかったため、屋根つき競技場の中でペナルティー方式で競い合った。真剣な表情で狙いを定めて玉を打ち、あちこちから歓声が上がる。
 国頭村チームで出場した宮城調智・元県人会長(81)は、毎朝6時からカロン支部でゲートボールを楽しむ。「これをやっていると年をとらんよ」と笑顔。
 「これが仕事ですよ」と話すのは、サンマテウス支部の松本實隆さん(86)。「こういうところで皆が集まって話ができる。いいよね」と話していた。
 大会終了後、関係者が施設に集まり落成式が行なわれた。与那嶺真次同センター副理事長、創立者花城清安氏の息子で元理事長の花城清賢ジョルジ氏など多数が祝福に訪れた。
 同センターゲートボール愛好会の仲村渠隆平ジオニジオ会長は「夢が叶った」と話し、建設委員長の西原泰子理事はじめ、資金集めと建設に尽力した関係者に感謝。建設委員長として奔走した西原理事は、「使いたい人が使える、皆さんのための施設。皆さんの協力があったから実現できた」と完成を喜んだ。
 同施設には、文化センター創設メンバーで、同センターの設備充実に長年尽力してきた金城徹さんを顕彰し、「RECINTO ESPORTIVO TETSU KANASHIRO」と名前が付けられた。金城さん夫妻、関係者により同愛好会会員の名を刻んだ記念プレートが除幕され、大きな拍手が会場に響いた。
 金城さんは59年に渡伯、ジュキア線でバナナ栽培などに携わり、現在はサントアンドレー市に住む。「県人だけでなく、日本人、ブラジル人、皆にこのセンターを使ってほしい」と願いを語る。
 この日は金城さんの米寿の祝いもあわせて行なわれ、落成式後、運動場の観客席に設けられた宴席で食事をとりながらひと時を過ごした。沖縄出身のJICAシニアボランティア与古田徳造さんによる米寿祝いの曲も披露され、関係者により三線で祝いの琉球音楽が奏でられると、金城夫妻、出席した人達の踊りの輪が広がった。

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