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ベレンで天皇誕生日祝う=地元代表2百人が一堂に=副知事も日語で「乾杯」

ニッケイ新聞 2010年12月7日付け

 【パラー州ベレン発】在ベレン日本国総領事館(名井良三総領事)主催天皇誕生祝賀会が1日午後7時からベレン市のヒルトンホテルで開催された。
 会場には、天皇皇后両陛下の御真影と両国の国旗が飾られ、各日系団体会長、ブラジル社会の関係者約200人が出席。日伯両国歌を斉唱し、天皇陛下の77歳の誕生日をお祝いした。
 当日はオダイール・サントス・コレイア・パラー州副知事、マノエル・フェルナンド・アバヂ州連邦警察警視総監、ジョゼー・ジュリオ・リマ州企画・予算・財政長官、クリスチーネ・セホン米国領事代理、ジョアキン・ルドビーナ・ド・ロザリオ・ポルトガル副領事、レオノー・オゾリオ・グラナド・ベネズエラボリバル共和国総領事、加藤マリオ・サンタイザベル市長、ノゲイラ・上杉・サンドラ・イガラッペアスー市長、山田フェルナンド・パラー商工会議所会頭、沼沢末雄アマゾニア連邦農牧大学学長、ジョオン・パウロ・ド・ヴァレ・メンデス・パラー大学センター学長、生田勇治・汎アマゾニア日伯協会会長・アマゾニア援協会長ほか、総合格闘技UFCの元世界王者、町田リョート選手、ピアウイ州国際協力特別顧問の中山セイジ氏なども訪れた。
 挨拶に立った名井総領事は、日本とパラー州の絆がより強化されることを祈念しますと述べ、コレイア副知事に、挨拶は抜きにして乾杯の音頭を日本語でやって欲しい旨、異例の依頼を試みた。同副知事は快く引き受け参加者に唱和を促し、日本語で『乾杯』と音頭をとり、会場を和ませ喝采で盛り上げた。
 天皇陛下の誕生日を祝いながらの交流はベレンに住む日伯両国民の友好関係を深め更には絆を緊密にした。(下小薗昭仁パラー通信員)

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