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ニッケイ新聞 2010年12月10日付け

 来年1月に行われるジルマ・ロウセフ伯大統領の就任式に、日本から麻生太郎元首相が特使として派遣される方針だという。正式な発表はないが、産経新聞、時事通信などのメディアが報じている。野党議員の特使というのは異例のことだそうだが、日ブラジル会議員連盟会長を務めるなどブラジルとのパイプが深いことから打診があったようだ。就任式では菅直人首相の祝意を伝達する予定。来伯が実現すれば、外相時代の07年から移民百周年、そして今年5月に訪れて以来4回目。これほどのペースでブラジルへ来た日本の政治家は珍しいのでは。
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 コチア青年古希・喜寿・傘寿の祝賀会。賑わう会場で、「青年のファイトはまだ続いていますね」と話す遠藤健吉コチア旧友会会長(80)は、53年に産組へ入り、山中弘移民課長を手伝ってサントスで青年たちを迎えたそうだ。同年代だった青年たちについて、「皆ファゼンデイロを夢見て来たのに朝から晩まで下積み。山中さんは4年は頑張れと言っていたけど、言われる方も大変だったでしょう」と振り返る。一方、カルロポリスの青年がトラクター事故で亡くなった時、山中氏は「親にどう知らせたらいいのか」とションボリしていたという。60年代にコチア青年の最初の実態調査を担当した松平和也さんによれば、「最初の7、8年はパトロンの中に危ぶむ人もいて、引き受け手がない時期もあった」という。「でも真価が分かってから、引く手あまたになったんですよ」
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 このたび日本庭園の豪華本を出版したサルキスさん。京都留学時代に知り合い、結婚した日本人女性の由美さん、子供2人とサンパウロに住むが、家の中ではかならず靴を脱ぎスリッパに履き代え、家庭内での使用言語は日本語に徹底。自身のルーツであるアルメニア文化の伝統、日本文化との共存を家庭の中で実践しているとか。

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