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コチア青年=花嫁・青年の体験文集完成=定期総会で発刊パーティー=20日

ニッケイ新聞 2011年2月5日付け

 コチア青年連絡協議会の2011年定期総会が20日に宮城県人会館(R. Fagundes, 152)で開かれる。今年は総会、新年会とあわせ、昨年の青年移住55周年、花嫁移住51周年を記念して編集を進めてきた体験文集の発刊パーティーも開催する。同会の新留静会長、編集委員会の野村愛國委員長、村田重幸委員が案内に訪れた。
 文集には花嫁、青年、二世などから約80編の体験文が寄せられた。文章の長さはあわせたが、「基本的には原文そのまま。本人の感じが出ている」と野村委員長。「村田さんがうんと働いてくれた」と労いながら、「今だからできる苦労話もあるので楽しみにしてほしい」と話す。昨年の式典グラビアなど40ページと寄稿文で計約200ページ。表紙の絵はコチア青年の菅沼東洋司さんが担当。800部を発行し、総会当日にも出席者へ手渡す考えだ。
 節目の55周年式典成功に尽力した新留会長は今回の役員改選で退任する予定。「皆さんの支えのおかげで何とか50周年並みの規模の式典ができてよかった。ありがたいことに青年はまだ底堅い。これから60周年に向けて皆で盛り上げられたら」と思いを語った。
 定期総会は午前10時(第二次召集)から。議題は昨年度事業・決算報告および今年度事業計画・予算案審議、役員改選など。総会終了後、文集発刊パーティーを開催する。参加費は無料。一行は「青年、寄稿してくれた人など、たくさんの人に来てほしい」と呼びかけた。

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