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東西南北

ニッケイ新聞 2011年3月24日付け

 サンパウロ州海岸部サントスの病院で生まれた双子の取替え疑惑は、DNA鑑定で男女とも兄弟と確認されて一件落着。超音波検査では5回とも男と言われて男の双子だと思い込んでいた親と、出産後に新生児室に運ぶ際、確認せずに男児用の名札をつけた病院双方のミスの可能性が出てきたが、病院側はノーコメント。母親と子供達は、男児は親が用意した青い服、女児は事件報道後に送られてきた黄色い服を身に着け、22日に退院した。
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 もう一つサントスの話題だが、ひざの手術などを克服して復活したガンソが、契約更新にあたって提示された条件を拒んだと23日付伯字紙が報じている。ヨーロッパのチームからも誘いの声がかかっている若手の一人だけに、チームとしては違約金を高く設定しておきたいのに、その引き下げを求めたというのは、サントスを飛び出して羽ばたきたいという思いの反映と見られる。違約金を高く設定するやり方はネイマールの契約でも同様だが、ガンソ、ネイマールといった若手をしっかりキープするか、外国チームに高い金を払わせて放出するか…。
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 マット・グロッソ州のルーカス・ド・リオ・ヴェルデで、母乳から最高6種類もの農薬成分検出。小型機を使って散布を行う地域では住民にも農薬の害が及ぶ事が多いが、専門家は、同地域で散布されている農薬の量は半端ではないという。

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