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東西南北

ニッケイ新聞 2011年5月25日付け

 リオ市レアレンゴの市立校での銃乱射事件で前倒しされた武器放棄キャンペーンは全国各地で展開中だが、サンパウロ市の連邦警察本部では23日、約4千丁の銃器をトラクターで破壊し、キャンペーンへの参加を呼びかけた。イベントにはジョゼ・エドゥアルド・カルドーゾ法務大臣も出席した。サンパウロ市の場合、銃器の回収は連邦警察とメトロポリタン警察、区役所など34カ所で対応。インターネットで読み込んだ書類に必要事項を記入して持参しないと、銃の不法所持に問われる場合もあるので要注意。今年の買取金は24時間以内に銀行口座に振り込まれる。
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 22、23日にリオ市でコンサートを開いた元ビートルズのポール・マッカートニーが、23日のコンサート終了時、胸を叩きながら「エウ・ソウ・カリオッカ(私はリオの人間だ)」と叫んで、4万5千人の観衆の喝采を浴びた。21時30分にステージに上がったマッカートニーは、昨年のポルト・アレグレやサンパウロ市の時とは違う黒のネクタイに黒のスーツ。22日以上の熱気に包まれた舞台には、駆け上がって抱きついたファンも居たという。コンサート前にヨットクラブに出向くなどリオも楽しんだマッカートニーは、7カ月足らずの間に5回のコンサート実施の疲れも見せず、多くのファンを魅了した直後のeメールにも「ブラジルが大好きだ」と書いていたという。

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