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東西南北

ニッケイ新聞 2011年6月29日付け

 サンパウロ市などの都市部で強姦事件が増えており、サンパウロ市では4日に1回の割で発生と28日付エスタード紙。サンパウロ市の多発地区は高級住宅地というが、バスの中や墓地での事件も報告されているという。同様の傾向はブラジリアなどでも見られ、麻薬利用者が増えている事や人口増加などで犯罪が起き易くなっている事も関係しているようだ。リオ市では1〜4月だけで525件も発生し、ブラジリアでの同種の事件は1〜3月に前年同期比で50%以上増えているという。サンパウロ市では、殺人事件は減っても強盗殺人は増加など、各地各様の事情はあるのだろうが、一人歩きは避けるなどの自己防衛策も必要。13日付G1サイトには、治安がよいと評判だったパラナ州都のクリチバ市でも、ボケロン地区のパン屋は10日に1度強盗にやられているとの記事もあるから、現金自動預け払い機爆破事件その他の犯罪蔓延は全国共通?
     ◎
 サンパウロ州防災局が27日、路上生活者などに対する警告を発した。厳しい寒波の中、毛布一枚で路上に寝たりダンボールなどで作った囲いで防風処置といった路上生活者が、凍え死んだり病気になったりするのを避けるため、市内を回り、収容施設に連れて行く仕事も大変だ。28日のサンパウロ市北部は3度、カンポス・ド・ジョルドンはマイナス3度を記録。南大河州の学校並みに休校処置をとる前に休暇入りかも。

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